高砂人形はどうしてる?保管方法と処分の仕方は人形供養だけ?塩で清めてゴミで捨ててもいい?離婚してないけど捨ててもいいの?

高砂人形をどうしているか、結納などでいただいたものを
ほかの人がどう保管して処分しているのか気になる人もいらっしゃいますよね。

高砂人形は日本の伝統的な人形ですが、
保存の方法やどんなときにいつまで飾るのかとか、
年を取れば断捨離もしたいもの。

この記事では、高砂人形の保管方法や処分の仕方について解説しています。

高砂人形とは?いつまでどんなときに飾る?

高砂人形は、長寿 と 夫婦円満 の縁起物。

尉(じょう)といわれるおじいさんが持つ熊手には、
『福をかき集める(財運)』の意味があり、
姥(うば)といわれるおばあさんが持つほうきには、
『邪気を払う(魔除け)』という意味が込められています。

つまり、夫婦で助け合って良い家庭を築くことを表していて、
夫は福(財)を集め、妻が家庭を守るという、日本の伝統的な夫婦の理想像ですね。

私は2006頃に結婚しましたが、私も両親も形式にはあまりこだわらず、
結納も結婚式もしなくていいと思っていました。

でも、主人側の希望で結納も結婚式もすることになり、
結納時にコンパクトな高砂人形をいただきましたね。

大掛かりで立派な高砂人形を主人の両親が選ばなかったのは、
私の実家側の意向を汲んだ気遣いだったと思います。

一般的に高砂人形は、いただいてから2~3日はそのまま飾り、
一度片付けてしまい、結婚式の1週間程度前になったら再び飾るんだとか。

もし、親族などから早めに御祝儀をもらっていたら、
その祝儀袋も結納と一緒に並べて飾るとか、
床の間には「松竹梅高砂」か「鶴亀松竹梅」の掛け軸をかけるとか、
正式な作法としては細かい決まりがあるようです。

私の実家では、高砂人形をいただいて5日ほど床の間に飾ってから押入れにしまい、
結婚式前に再び飾るということはしませんでした。

このあたりは、地方によって違ったりするかもしれませんね。

高砂人形の処分はどうする?神社やお寺で供養

高砂人形は、今でも私の実家の押し入れにしまってあるのですが、
そろそろ私の両親も処分を検討する年齢になってきたようです。

高砂人形などの人形の処分って、人それぞれの気持ちによるところが大きいですよね。

私の実家では、人形を処分するときは地域の大きめの神社かお寺に持って行き、
処分してもらうようにご祈祷料(供養料)を払っています。

その際は、ダンボールに入れたりケースごと持っていったりそれぞれですが、
神社かお寺でお願いすると、料金と住所と名前を用紙に記入して人形を預けるだけですね。

高砂人形など、人形の処分の料金は、
持っていく神社やお寺と人形の数によって多少違いがあるかもしれませんが、
だいたい3,000円くらいからが相場のようでした。

人形の数が多い場合は、1万円前後になるという話もあるので、
断捨離などで一括処分をする場合は、料金が高くなるかもしれませんね。

また、葬儀場で人形供養をしてくれる場合もあり、
私の実家の地域では、折込チラシが入ることもあるそうです。

高砂人形はどうしてる?燃えるゴミでいい?ほかの方法は?

高砂人形などの古くなった人形の処分を
わざわざ神社やお寺でしなくていいという考え方の人は、
自治体のゴミ回収でゴミとして処分してもいいと思います。

または、寄付したりフリマアプリで譲渡するのもありですし、
人形やぬいぐるみを回収している団体や不用品業者もあります。

高砂人形などの処分は、個人の気持ちに左右されるもの。

目鼻口のあるものをゴミに出せないし怖いという人もいれば、
人形に魂なんて宿らないという考え方や塩で清める必要もないという人もいて、
何が正解で何が不正解なのか、明確な答えもないですね。

なので、あなたが納得できる方法で処分されることが、
基本的には一番良い方法だと思います。

また、離婚をしてなくても処分をすると言う考え方もあり、
私の両親ももう少ししたら処分を考えるとのことでした。

高砂人形はどうしてる?上手な保管方法

高砂人形を長く保存するためには、いくつかのポイントがあります。

人形をきれいな状態で保つためには、定期的にほこりを取り除いて、
湿気や直射日光を避けるために、保存場所を選ぶことが大切。

人形を傷つけないために、適切な箱や包み紙で包んで保管することもおすすめです。

高砂人形の保管場所の選び方ですが、
湿度や温度の管理ができる場所にしたほうがいいですね。

直射日光が当たらない場所や風通しの良い場所が理想的ですが、
やはり押し入れかクローゼットの中ということになりますね。

また、適度な換気や防虫対策も行うことで、
高砂人形を傷つけずに長期保存することができます。

あまりよい保管場所を確保できない場合は、
湿気を防ぐために年に1度の虫干しをするのも有効で、
季節は秋で9月か10月の湿気の少ない日がベスト。

人形をケースや箱から出して、6時間程度空気に触れさせてあげてから、
箱やケースに戻すとカビ対策にもなるそうです。

また、箱やケースの中の空気も入れ替えることを忘れずに!

高砂人形をしまう際は、防虫対策に防虫剤をいれるのも必要ですが、
ティッシュか白い布にくるんで、
あまり人形のそばに置かないように注意してください。

高砂人形には直接手で触れず、汚れや傷を防ぐために手袋を使用するのがいいですね。

高砂人形の本体や衣装と装飾品に不具合を見つけたときは、
修理やクリーニングが必要かもしれないので、人形専門店や専門家に相談してください。

高砂人形はどうしてる?保管方法と処分の仕方のまとめ

高砂人形を美しく保つためには、定期的なほこり取りや適切な保管場所の選択が重要です。

湿気や直射日光を避け、適切な箱や包み紙で包んで保管し、
年に1回秋に虫干しをするのもおすすめです。

また、高砂人形を手放す際の考え方は人それぞれですが、
ゴミで捨てるのが心苦しいと思う人は、神社やお寺で処分をお願いしたり、
葬儀場で人形供養をしてもらう方法もあります。

大切な高砂人形の思い出を長く残すために、
正しい方法で保管をし、必要に迫られたら処分を検討して行いましょう。

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